鱒寿司屋の1日
富山県にしかない「鱒寿司専門店」という業態。
時代を逸脱した(と私は思う)働き方が人間的で結構心地よいのですが、
採用面接でも今一つ働き方をお伝えしきれないので、
この度、鱒寿司屋での1日を記事にしてみました。
昨今の労働基準法に準じない、江戸時代みたいな働き方、
ご覧ください。
始業 6:00頃
炊飯機のスイッチを入れるのが閑散期はだいたいこの時間。
その後、合わせ酢を混ぜ込みシャリを作ります。
《備考》
・その日の注文の状況により始業時間は変動。
・1年の8割を占める閑散期は6時台にスイッチon、社員の始業は7:00。
・前日のシャリは使用しないので、開店はどんなに早くても7:00です。
寿司作り 7:00~
桶に笹をひいて、寿司を組上げます。
①笹をひく
②シャリを入れる
③酢で〆た魚を敷き詰める
④笹をかぶせて蓋をする
の4ステップだけ。至ってシンプルです。
開店準備 7:30
店頭にて竹と輪ゴムで寿司を縛ります。
ウチは全て手作業です。
閑散期は1日20個未満なので、量、質共にさほど難しいものではありません。
開店 8:00頃
8時ジャストに!!というコダワリはなく、8時位に開けるという、ざっくりとしたオープン。
開店後はひたすら店番。ただし、無くなれば追加で作ります。
《備考》
・暇な時に時に笹の下処理、箸の袋詰め、竹割り適宜行っています。
※笹の下処理については後日アップします。
・この間に私は娘を幼稚園へ連れて行きまーす。あしからず。
13:00~15:00 無くなり次第閉店
閉店=皆帰宅。
江戸か明治時代な労働体系です。
1日の労働時間が7時間以下となるため、
ハローワーク的には正社員としての雇用体系ではないと判断されてますが、
業界といいますか、ウチの特徴なのでそれはそれで良しとします。
※ハローワークの求人票では無くなり次第帰宅という概念がないので、
「労働時間7:00~15:00」となってます。
ご覧の通り、写真は全て10秒タイマーで自ら撮影。
人不足で困ってます。
だれか紹介して頂けるとすごく助かります。
5年後に手取りで30狙える方、ウエルカム。