鱒寿司の鮮度を保つ方法 ~冬~


鱒寿司の美味しさを保つ秘訣

店主の丸山です。

あっという間に冬が来ました。

鱒寿司は低温(5℃以下)で保管すると、シャリが固くなります。

硬化はパッケージに入れた状態で、5時間後位から始まり、

シャリが硬化すると、米に芯が残ったような食感になります。

このような状態を避けるために作ったその日に食べるのが理想なのですが、

そうもいかない事も多々あります。

よって、

・明日食べるのですが・・・・・

・食べ残ったらどうしたらよいのでしょうか?(冬は)

と言う場合の具体的な対応をご案内したいと思います。

鱒寿司の適温は15-20℃

冬場、夜間の最低気温は0°とか、地域によってはマイナスに突入します。

そんな中、鱒寿司を玄関、廊下等、寒い所に置いておくと、確実にシャリが固くなります。

真夏と真冬で対応は全く異なるのですが、鱒寿司を保管する際の理想的な温度は

15~20℃

です。

理想的な方法は

①ワインセラーに入れる

②発泡スチロールに寿司とホッカイロを入れて一晩越す

なのですが、特殊な器具を使用せず保管する方法としては

鱒寿司を新聞かタオルで巻いて暖房の効いている部屋に置いておく。
※熱源からは離す、温風が当たらないようにする。

が有効だと思います。

「新聞で巻く方法」の参考写真↓

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もしあれば寿司の底面(シャリの方)に小さいホッカイロを入れておけば最高。
※弊社では冬場の発送時、適温維持の為ホッカイロを入れてお送り致しております。
※実験の結果、ホッカイロを入れ新聞で巻いても寿司上面の最高温度は22℃。
  劣化の可能性は極めて低い。ただし、8cm×5cm位のホッカイロの場合です。

参考写真、パッケージの中に入れる瞬間↓

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購入翌日に食べる場合も同様の処理をし、

1、暖房の効いていた部屋で毛布をかぶせて1晩越す

2、夜間でも暖かい部屋(寝室)で1晩越す

と、15-20℃をキープできれば、シャリの柔らかさと鱒の滑らかな質感が保たれると思います。

コンビニのおにぎりコーナーもよくよく見てみれば、あの棚は冷蔵庫ではなく15-19℃で保たれています。

手間はかかりますが、ひと手間かけると格段に美味しい鱒寿司になります。

是非。