「経済的発展」と「環境保全」の両立
昨年流行ったサスティナビリテー(susutainability:持続可能な)という単語。
世界のベストレストラン上位の店も「環境保全、持続性」を謳うお店が散見された。
※the world’s 50 best restaurants公式サイト
http://www.theworlds50best.com/list/1-50-winners
環境保全と味は直結しないと考えるが、だとしても世界規模で看過できない課題であり、
食のテーマとして「サスティナビリティ」は重要かつ”旬”である、と思う。
新商品の近大サクラマスを使用した鱒寿司は、
①主材料は地元で生産
※サクラマス:近畿大学水産研究所富山実験場
※米 :富山産のこしひかり&てんたかく。
立山町~砺波~高岡~小矢部と広範囲から調達。
②容器、掛け紙等の包材も富山県で製造
③寿司は高岡市で製造
④サクラマスの廃棄部分(皮、骨等)は氷見市で魚粉・魚脂に加工。
※ちょっと費用は掛かるが、業者に回収を依頼している。
な特長を持つ。
これってつまりは、
①CO2削減(輸入品の排除、物流の距離短縮、)
②地産地消
③ごみの削減
外的要因に影響されない、田舎ならではの生産~消費までのサイクルの構築した、
サスティナビリティの”ど真ん中”を行くものだと感ずる。
「美味しさ」には関係ない話だが、ちょっといいことをしている気がする。
個人的には美味しいフォアグラが海外からフレッシュで入ってきたり、
オマール、トリュフ、仔牛等、日本に無いものが日本に居ながらにして楽しめるのは素晴らしい事だと思う。
飛行機万歳\(゜ロ\)(/ロ゜)/
輸入万歳\(゜ロ\)(/ロ゜)/
である。
これはこれで、時代に合った、ニーズに合った流れだと思う。
が、しかし
世界中で同じ食材が使える=没個性、均一化が激しいと考える。
田舎で暮らす=豊富な自然に囲まれた中で経済活動を営むという事の意味と意義を考えると、自然に優しい商品があってもよいのではないか?
と考えた次第です。