純、開発秘話③ ~近大との出会い、鱒寿司専用サクラマスの開発~


富山県に近畿大学の実験場があるんです。

マグロで有名な近畿大学、

富山にも実験場があるんです!!!

ワタクシ、この件で訪問するまで知りませんでした・・・・・

近畿大学水産研究所富山実験場
富山県射水市海竜町3番

公式HP
http://www.flku.jp/info/toyama/index.html

場所は海王丸の対岸です↓

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正門、外観

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近代訪問のキッカケは、

友人の友人の師匠が近大の教授、しかも富山実験場の場長

偶然もここまで来ると奇跡ですネ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

日々に行いって、大事だなと思いました。

友人って偉大だなと思いました。

ありがとーございます。

即(友人から教授に)電話してもらい、

速攻で見学に行って来ました。

陸上養殖なので、水槽は全て陸上に有ります。

富山湾の水深100mあたりから汲み上げる冷涼な海水で、元気な魚たちが育っておりました。

↓サクラマス。源泉(海水)かけ流し、ごみがたまらず水がキレイ

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↓アナゴ君。デカいのは800gアップ。ウマかったっす。
いつ行っても底に堆積物がなく、キレイです。

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他にも鮎、アワビ、期間限定でマグロも泳いでおりました。

ざくっとした写真しかございませんが、第2、第3次産業に関わるものとして、

水産業=第1次産業の現場はとても刺激的でした。

サクラマスに関しては、淡水で孵化して程よく大きくなったら海水へ移行。

海水で大きくしてそのまま水揚=本マスです。

噂に聞いた理想的なサクラマスです。

早速サンプルとしてサクラマスを頂き、試作。

この後、「聞いてないよぉーーー」な結末が待っておりました。

ただ単に私の勉強不足なだけだったんですが、その時は衝撃的なまでの悲劇でした。

富山産の本マスを入手 ところが・・・・

製造方法が悪いのか、
サクラマスが悪いのか、

原因は不明でしたが富山産の本マスの鱒寿司は

とても美味しくない。
むしろ、物凄くマズい。

「これは一体どういうことだ?」

話しと違うじゃないか<`ヘ´><`ヘ´><`ヘ´><`ヘ´>

で、改めて情報収集&考えた結果、

製法、サクラマス両方で研究・改良が必要であることが判明。

製法に於いては後日詳しくアップするとして、

サクラマスをなんとかしてもらえないか、改めて近大に相談に行ってきました。

 

鱒寿司専用サクラマスの研究開始

近大サクラマス、このままでは鱒寿司に使えません。

もっと美味しくなるよう改良をお願いします_(._.)_

というお願いは快く受け入れて頂き、共同で鱒寿司専用サクラマスの開発を進める事となりました。

では美味い鱒寿司を作るためには、どんなサクラマスが必要なのか?という事になり、
下記条件を近大に提示。

試験生産が本格始動していきました。

《サクラマスに求める条件》

・エサで無理に着色とかせず、自然な色、自然な身質、自然な風合い

・脂は無くて良い。付けば付いたでそれでよし。

・デカいのがいい

開発秘話③+につづく