新巻鱒の仕込みが始まります!
店主の丸山です。
今年もやってきました、荒巻鮭のシーズン!!
頑張って仕込むぞー!!
と言う前に
何故、富山では鱒寿司屋が荒巻鮭を売るのか?
この点について、ご説明させて頂きます。
高田屋は江戸時代、川魚屋だったらしい
弊社を含め鱒寿司屋のほとんどは、もともとは川魚屋だったそうで、
春にはサクラマス、
夏には鮎、ウナギ
秋には鮭、
冬は蕪寿司
等々、近くの川で獲れる魚を加工し販売しておりました。
そんな中、明治3~5年の間に川魚屋が続々と鱒寿司専門店に業態転換。
現在に至っております。
その川魚屋だったころの名残として、富山では鱒寿司屋が荒巻鮭を販売致しております。
お隣、新潟とはずいぶんと違うな、と。
※ワタクシは新潟県白根市出身。
1匹ものの魚、しかもボチボチ巨大魚を頂けるのは大変嬉しい事ですが、
個人的には
食べるとき、塩抜きがメンドウ!!!
3枚におろして、小分けして冷凍するの結構大変!!
そもそも新巻鮭1本貰っても、大きすぎて我が家では消費しきれません!!
と思う。
核家族化が進み、新潟でもほとんど売れなくなってきたと聞いております。by新潟ふるさと村
でもなんとなく、贈ったり、もらったりしたいなーと思う今日この頃。
「鱒で作ればいいじゃない」という突飛な事を思いつき、昨年より作り始めた次第です。
何故か無かった鱒で新巻鮭=新巻鱒
サケ=3~4kg
サクラマス=1.5kg~2kg
サイズから見ても鱒は少人数向き。
製法も色々試した結果、一夜干しタイプにすれば「塩抜き」不要。
焼くだけで旅館の朝食のあの鮭になります。
焼く前
今年は30-40本程、作ってみようと思います。
カットして、真空して販売するのに、頭は要らんよなーということで全部落としたんですが、
ヤッパリ頭が無いと様にならないのと、超合理主義な昔の方々があえて頭付で作ってたんだから何理由があるのだろうと思うようになり、来年は頭付かなと。
贈答用にはお頭つきだよねー
となりますが、干した魚さばくのは身が固くて危ないので、販売は基本的に切り身かなと思います。
1980円/kgを予定しておりますが。
2切れで139g。
こんなもんかなーと。
材料は鱒、塩、日本酒のみ!
トースターで焼いる間、改めて日本人なんだなーと思う瞬間がやってきます。
販売が決まればまた投稿したいと思います。