富山県産サクラマス 準絶滅危惧種に


富山県産サクラマス 準絶滅危惧種に!!

以下、富山県庁のHPより(17番目)

http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1709/kj00013513-005-01.html

分類別(淡水魚類)

No.目 名科 名種 名カテゴリー
1コイ目ドジョウ科ホトケドジョウ絶滅+野生絶滅
2トゲウオ目トゲウオ科イトヨ日本海型絶滅+野生絶滅
3コイ目コイ科イタセンパラ絶滅危惧1類
4コイ目コイ科ヤリタナゴ絶滅危惧1類
5コイ目コイ科ミナミアカヒレタビラ絶滅危惧1類
6ナマズ目アカザ科アカザ絶滅危惧1類
7スズキ目ハゼ科クロヨシノボリ絶滅危惧1類
8ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科カワヤツメ絶滅危惧1類
9ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科スナヤツメ北方種絶滅危惧1類
10ナマズ目ナマズ科ナマズ絶滅危惧2類
11トゲウオ目トゲウオ科トミヨ属淡水型絶滅危惧2類
12スズキ目ハゼ科ジュズカケハゼ絶滅危惧2類
13スズキ目ハゼ科シンジコハゼ絶滅危惧2類
14スズキ目ハゼ科ルリヨシノボリ絶滅危惧2類
15カサゴ目カジカ科カンキョウカジカ絶滅危惧2類
16カサゴ目カジカ科カジカ中卵型絶滅危惧2類
17サケ目サケ科サクラマス(ヤマメ)準絶滅危惧
18コイ目ドジョウ科ドジョウ準絶滅危惧
19スズキ目ハゼ科シロウオ準絶滅危惧
20スズキ目ハゼ科ドンコ準絶滅危惧
21ダツ目メダカ科メダカ北日本集団準絶滅危惧
22カサゴ目カジカ科アユカケ(カマキリ)準絶滅危惧
23カサゴ目カジカ科カジカ大卵型準絶滅危惧
24ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科スナヤツメ南方種準絶滅危惧
25ウナギ目ウナギ科ウナギ情報不足
26コイ目コイ科マルタ情報不足
27コイ目コイ科イチモンジタナゴ情報不足
28スズキ目ハゼ科ゴクラクハゼ情報不足
29スズキ目ハゼ科ビリンゴ情報不足
30サケ目サケ科ニッコウイワナ地域個体群
31コイ目ドジョウ科アジメドジョウ地域個体群
32スズキ目ハゼ科カワヨシノボリ地域個体群

知らない魚ばっかりだ・・・・・

さておき、

明治時代、神通川でのサクラマス水揚量は数百トンあったようですが、

平成25年以降は毎年1トン以下・・・・・
漁業として成り立たないというレベルを通り越し、
種として存続できるかどうかという所まできおりましたかぁ~~

先代より

「(もう獲れないけど)本マスで作った鱒寿司は超ウマいが」

と聞いてはいた想像以上の状態でビツクリ。

サクラマスは鱒寿司にする以外、特に目立った消費方法は無い、

と思うので、このまま放っておいたら絶滅するのではなかろうか?

という危惧から、高田屋では富山県産サクラマスの保全に努めております。

富山県産サクラマスの保全のために鱒寿司屋ができること

その昔、富山県内での作r鱒の水揚は数百トンあったようですが、近年は年1トン前後で推移。水質汚染、護岸整備による住処の減少、ダム・堰による遡上の障害等、水揚げ量が減少した理由は多々考えられますが、何と言っても昭和初期における大量生産へのシフト=乱獲も原因の1つだったのではないかと個人的には考えております。

つまりは、業界自らの責任。

そのころ私は生まれていませんが、鱒寿司業界に身を置く者としては色々と思う所があり、

日々お世話になっている鱒達への感謝の念も含め、

1、富山産天然サクラマスを使用した鱒寿司の商品
2、近畿大学富山実験場で育てられたサクラマスを使用し鱒寿司を製造

という地元志向な商品の開発を進めております。

将来的に売り上げの一部を水産資源を守る為に使い、環境保全の一助になればと思っております。そのためにも内水面の方々、漁師の方々の安定収入につながるような商品、会社が必要なのでは?と思った次第です。

 

新商品の販売開始は、延期に次ぐ延期で2016年秋からとなりますが、近くなったらまた改めてご案内させて頂きます。