クール便について 2019年5月


異常気象

5/26,5/27と全国的な猛暑日となり、北海道では最高気温39℃を観測。

異常な気象です。 

発送は全てクール便を利用致しました。

1939年から始まった気象庁のデータでも、富山県における5月の最高気温ベスト10は近年のものが多い。

気象庁 https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rank_s.php?prec_no=55&block_no=47607&year=&month=5&day=&view=h0

日最高気温の高い方から
(℃)
33.3
(2017/5/30)
32.8
(2018/5/16)
32.6
(2014/5/30)
32.3
(2019/5/26)
32.3
(2010/5/6)
32.0
(2019/5/25)
31.9
(1982/5/13)
31.9
(1974/5/29)
31.8
(2001/5/20)
31.7
(2017/5/20)
1939/5
2019/5
日最高気温の低い方から
(℃)
9.8
(1947/5/3)
11.2
(1965/5/3)
11.3
(1971/5/6)
11.6
(1991/5/3)
11.7
(1942/5/20)
11.8
(1953/5/2)
12.0
(1942/5/19)
12.2
(1947/5/2)
12.3
(1994/5/1)
12.3
(1971/5/5)
1939/5
2019/5

 

ところが、5/28,5/29は雨も降り、ものすごく涼しい。

本日は全て常温便にて発送。

 クール便で送るべきか常温便で送るべきか、日ごとに、お届け先ごとにころころ変わる季節となりました。

yahoo、楽天のトップページに表記は致しました、クール便、常温便の判断の基準をご説明したいと思います。

 

【鱒寿司について】

1、夏場、鱒寿司の保管は25℃以下を推奨致しております
  最適な温度は15-20℃。弊社ではワインセラー(16℃設定)にて保管致しておりますが、
  私生活(一般家庭)において、猛暑日に15-20℃の部屋などない、と思う。
  あるとすればクーラーを聞かせた部屋=頑張って25℃と考え25℃までと設定。

2、春、常温で発送する鱒寿司は暑さが和らぐ夕方に製造。
  19時までにクロネコヤマトに持ち込むようにしている。

3、春、日中の気温は25℃以上となるが、夕方~朝にかけては20℃以下になる。

4、冷蔵庫は空冷式である。「気化熱を利用し、外気温より冷える空間を作る」というシステムなので、真夏はそんなに冷えないが、涼しい季節は結構冷える。クロネコヤマトのクール便も春は荷物が少なく、扉の開け閉めも少なくなり、結果、しっかり冷える=下限温度0℃に近づく。

5、シャリは5℃以下で5時間以上置くと冷凍チャーハンみたいにパラパラとこぼれるリスクが
 急激に高まる。

【弊社方針】

5-7月は発送時(夕方)の気温、発送中の気温、お届け時刻の気温(午前着指定なら朝9時)

のどれかが25℃以上である場合はクール便にて発送。

問題と致しまして、ご注文時には「クール便か常温便かは、はっきりとはお答えできない」という状況となります。

クール便の場合は追加料金(サイズにより220円~)がかかるため、「送料無料なのに、220円かかるではないか!!」というクレームが多発する季節でもあります。

酢を通しているとはいえ、「生魚を夏場に常温で送る」というと日本人なら有りえないと思うが、寿司となると判断が微妙になる気がします。

発送の適温期となる春と秋は、年々短くなっている気がします。

温暖化は今後ますます進み、2100年には富山県の気候は現在の熊本、鹿児島程になると予想されています。

鱒寿司を品質を保ちながら安全に送るにはどうしたらよいか、日夜考進めております。

また、情報・方針の開示、基準の明確化を随時行い、お客様のご理解、御協力を得ながら、

臨機応変に対応していきたいと考えております。

判断の難しい季節ではございますが、鱒寿司を美味しくお届けするために、誠心誠意、精進して参ります。

丸山