店主の丸山です。
お盆が過ぎ、急に涼しくなって参りました。
最高気温は30℃以下、最低気温は20℃ほどになって来たので、
クール便での発送をやめ、本日より常温便にて発送させて頂きます。
ただ、関西、関東においてスポットで暑くなる日があります。
その際はこちらの負担でクール便で発送させて頂きます。
そもそもなぜ夏はクール便で送るのか?
暑い所に置いておくと、確実にマズくなるというのが最大の理由です。
他にも鱒寿司は常に結構な圧力をかけ続けるという、大変珍しい商品であり
高級握りのほろりと崩れる一体感とは違い、
「噛み締める一体感」=「鱒、シャリの固さのバランス」
がとても大事になってきます。
鱒寿司は30度前後の場所に数時間時間置いておくと、
①鱒がパサパサになり、干物みたいな食感になります=シャリとの固さの差が出る
②シャリの酸味が飛び、抜けた味になります=味の軸が無くなる
③笹の香りが強く移り、ひとにより笹の香りを異臭に感じる場合が出てきます
④そのまま食べると、暑い室温でヌルイ寿司=美味しく感じない
という色々な問題が出てきますが、固さのバランスを守る=味を守るために
真夏はクール便で発送しております。
じゃあ、クール便で発送すれば万全か?というと、それはそれで課題もあります。
クール便で送るメリットとデメリット
《メリット》
・高温による劣化を防ぎ、美味しさを保つことができる。
《デメリット》
・稀に、低温障害により、シャリが固くなることがあります。
※毎年1-2件あります。配送中に冷えすぎる箇所(通風孔ました、瓶の近く他)に置いてあったためではないかと考えております。
クール便は「冷え切ったものを冷えた状態でお届けする」=保冷のサービスであり、
常温のものを急速冷却して送るという性質のものではございません。
よって弊社では写真のように寿司を新聞でまき、冷えすぎないようにして発送。
到着時にやっと程よく冷えたという環境を目指しております
↓ ↓ ↓
味を守るために、諸事進めております。
題からはだいぶ脱線しましたが、本日より常温便でお送りさせていただきます。
高田屋 店主
丸山 武