純 開発秘話①~純富山産ますのすし 開発の起点~ 


開発の起点は「ウマい鱒寿司が食べてみたい」だった

働き始めたからと言うもの、鱒寿司をもっと美味しくするにはどうしたらよいか、

 常々考えながら日々過ごしておりました。

 そんな中、 

一度、手間・原価を考えずに最高に美味い鱒寿司を作ってみたい!!!

 と、ふと思った。

鱒寿司の味を決める一番大きな要素は「どんな魚を使うか」である。

よって、まずは材料を今一度見つめ直してみることとした。

鱒寿司に最適な魚って・・・何?

色々調べたが、全く見当がつかず、最高に美味い鱒寿司を作るにはどんな魚を使えばよいか、その筋の方々にアレコレ聞いて回ってみる事にした。

すると、それなりの割合で、

「富山産の本マス使った鱒寿司は美味かった。」

という方がいる事に気が付いた。

先代も「値段が見合えば本マスがいい」と言っていた。

本マス・・・・・なにか、響きがウマそうだ。

でも、そんな鱒寿司は現存いたしませんで・・・・・

味見しようにもできない。

ならば自ら作るしかあるまいよ!

という事で、新商品開発=本マス探しから始まりました。

よって、開発の起点は「ウマい鱒寿司が食べたい!!」だったのであります。

 

本マスって何?

本マス=海で獲れたサクラマス、なんだそうです。

そもそもサクラマスは、

①川の上流で孵化・成長したヤマメが

②海に渡って、

③産卵のために川に遡上。

④川の上流で産卵して・・・・

のサイクルを繰り返す魚。

で、なぜ川に遡上する前のサクラマスが良いかと言うと、

川に遡上する=産卵に備える

=卵に栄養を集中

=身がやせ細って行く

=マスの身は美味しくなくなる

・・・・と。

産卵モードに入るまで=海で獲ったマスは美味い!という理論。

なるほどー

言われるがまま、本マスを手配しようと思ったのですが、

旅客量が激減していたり、

準絶滅危惧種に指定されていたり、

ものすごく高かったり、

色んな事情が重なり

1匹も買えない状況が待ち構えているとはつゆ知らず、

開発は進んでゆくのでした。

 開発秘話②へつづく