価格改定のお知らせ 2


2022年8月1日より、下記の通り価格を改定致します。

1段 1,800円

2段 3,500円
※税込

ウッドショック → 曲げ物高騰が止まらない

ガソリン価格高騰 → 寿司カバー高騰、竹高騰

ロシアの戦争 → 鱒が高騰

温暖化による生育異常等 → 笹高騰

今年の秋以降は肥料価格高騰により米の価格が跳ね上がりそうです。

 

今後について

弊社は美味い寿司を作る為、

高品質だが入荷不安定で、ものすごく手間のかかる”とある鱒”を使用致しております。
※企業秘密の為、詳しくはお答えできません。

もともと入荷不安定で毎年生産調整を行っておりましたが、

ロシアの侵略戦争の影響で、ロシア産の鱒が流通しなくなり、

他産地の鱒に需要が集中した結果、

弊社が使用している鱒が戦争以降、日本に入ってこなくなりました。
※ロシア産ではありません。

さらに、本年はもう入荷の予定がありません。

仕入れ業者からは

「戦争が終わっても、ロシアと経済的な活動が再開しるわけではないので、

もうあきらめて下さい」と通達が来ています。

よって、戦争直前に購入した在庫がなくなり次第、

弊社は休業致します。
※今年の11月末頃に在庫がなくなるかと思います。

代替えの鱒で営業続ける事はありません。

営業を続ける手段を模索してはいますが、

秋口に改めてご報告申し上げます。

 

他の鱒を使用しない理由

今現在入手できる鱒を集めて試作はしたのですが、

どう頑張っても現状の鱒寿司よりもマズい寿司しかできませんでした。

味として誤差の範囲かもしれないのですが、

不味くなるとわかっている物を、今までの同じ値段で売るのは職業倫理的にできません。

 

北海道産の鱒もあるのですが、

・漁業権をロシアから買って操業している船の鱒

・ロシアの船舶が北海道の港に水揚げした鱒

どちらもロシアの利益になってしまいます。

ロシアと関係なく、近海で取れた鱒もあるのでしょうが、

購入側では確認のしようがありません。

子供の命を平気で奪うような国の経済に加担する気は一切なく、

北海道産の鱒を使用してまで経営を続けたいとは思いません。

 

鱒寿司業界50社あって、休業すんのはアンタだけだよ。

楽な仕事だな。

と一部から指摘される事は明白なのですが、

※なくなり次第閉店て、楽な商売ですな~、と喧嘩腰に突っかかって来る人が一定数います。

弊社の理念は「美味い鱒寿司の追求」です。

その結果、

鱒寿司業界でこの最高の鱒を使用しているのは「弊社のみ」になったと聞いています。

魚が違えば供給状況も違う為、

他社とは異なります。

経営とは判断であり、他社と比べるものではありませんし、

どちらが正しいという事もありません。

お客様にはご迷惑おかけしてしまいますが、

今までと同じ値段、もしくはさらに高い値段で、今までよりも不味い寿司を売るという事が受け入れられない為、休業と言う可能性がある点、ご理解頂けると幸いです。

戦争が終わり、平和な世の中が戻ってくることを切に願っています。

 

店主